幸手市の漫画喫茶今日はここから始まる。朝飯をたべ幸チャレへゆっくりと漕いで行った。
「しかし絶対ここ儲からないよな~。駅から5kmはあるし廻り畑だらけだしメインの道路も遠い、、、儲かる要素がない。」などと考えながらゆっくりと到着
「あれ!?今日もひげさんいないぞ?午後からかな?」と思い気にせずにパチンコを打ち始めた。
まずはお天気スタジオという台だ!7~8年くらい前の台で一度も打ったことがないので打ってみた。+5000円くらい出してコーナーを移動するため換金しようとした時ひげさんに声をかけられた。
「もしかして、とっすぃさんですか!?」
※ひげさんことひげ紳士はTwitterで繋がっていたためこの日に来店することを知っていた。
「やっぱりそうだ!本当に自転車で来ちゃったんですね!ありがとうございます!あ、そうだ!!余り玉で瓶のコーラどうですか?いやぁ畳もあるんでゆっくりして行ってくださいよ♪」ひげさんは瓶の蓋を開けながら楽しそうに言った。
「あ!そうだひげさん、良かったらこれ読んでください。」
俺は以前自分が書いた本をひげさんに渡した。
「いいんですか!?ありがとうございます!ちなみにこれからなに打つんですか!?」
「1ぱちの戦国乙女初代(甘)に移ろうかと。」
「そうですか!ちなみにちょっといいですか。」
そう言うとひげさんは畳のある休憩所の方へ俺を案内した。
「見てくださいこれ!!!動画見たお客さんがお土産でくれた物です。これなんて山口県の地酒ですよ!九州から来てくれた人もいます。もう、動画始めてからいろんな人がわざわざ来てくれて嬉しくってうれしって、、、。」
「何言ってんすか、ひげさんの動画すげぇ~面白いですよ!」
「いやいやぁ~!!そんなじゃないですよ!」
ほんとうれしくてしょうがないのだろうすごく楽しそうにお客さんからもらった物についてひげさんは語った。
そして俺はそのまま畳でゴロゴロしてからホールに戻ろうとした時にまたひげさんに声をかけられた。
「一緒に写真を撮りましょう!」
「いいですよ!自分もひげさんと撮りたかったんで!」
「じゃあせっかくだからこれと一緒に!」
ひげさんは自分の持ってきた本を持ってきた。背景はひげさんの好きな上杉ケンシンのイラストの前で、でも俺はどうも写真を撮られるのは苦手だ!ちょっと緊張していると、、、
「潰れるよ!!」あのポーズだ!!
人差し指を前に突き出して「あんたの店も潰れるよ!!」と動画でたまにやるポーズ
俺も思わず人差し指を突き出した。最高の笑顔だ。
その後もひげさんは事あるごとに絡んできた。本当に愉快なオーナーだ。
「勝て!!勝て!!」
チャンスゾーンでは横からひげさんの応援が。もちろん、、、、、
オウガイ無双をくらって負けました。
※オウガイ無双
大当り確率1/15を8回転の行える大チャンスを勝率0・5%の対戦相手オウガイに8連続あたりボコボコにされる事
若かりし頃コレをやられてキレて台を殴った事があったが何故かここではそんな事すら楽しく思えた。
「155km走ってコレかよ~~!!オウガイさんぱねぇ!!」
その後、昼飯は注文してもらって店で食べパチンコ再開ちょくちょく当たり移動もしたが結局±0にそして午後3時お別れ
「今日中に帰りたいんでそろそろ帰りますね。」
「そうですか!わざわざありがとうございました。ちなみにここまで何時間かかったんですか!?」
「朝9時に出てここに着いたのが、、、、、(ちょっと溜める)夜10時です!!」
「ぶっ、、、、、13時間!!」
「そうですね♪」
内容の衝撃さに吹き出しそうになったのかひげさんは少し下を向いていた。
「も~すごいですよ!さっきの写真Twitterに載せたんですけどもう反響ですよ!もう有名人ですよ!すごいなぁ~!太もも触ってもいいですか?」
「どうぞ。」
「そんなでもないんですね(笑)もっとゴツいかと思いました。出口まで送りますよ。」
その後も話は続いた。今日打ったパチンコ台の話とかいろいろだ。本当にこの人はパチンコがこの仕事が好きなんだな。
自分もこの人みたいに仕事が楽しくってしょうがないそんな人になりたいなと思った。
ひげさんは終始笑顔を絶やさなかった。最後まで楽しく話したが決して「また来てください!」とは言わなかった。きっとその距離や交通費などを配慮しての事だろう。
俺は去り際に
「ゆっくりとできる時間がとれたらまた来ます。」と言った。
「はい!!本の宣伝もしますよ!もうあなたはこの店の有名人です。だから、、、頑張ってください!!」
ひげさんの表情は見えなかった。ただその言の葉から最高の表情で心から笑っているのが感じとれた。
働くというのは難しいものだ。ただきっとこの人なら大丈夫!人に支えられ人の間に生きていく。今回は多くの人に触れる旅だった。
いつもの自分なら自分1人でなんとかしようと意地を張ってしまうが今回はいろんな人に触れ時に助けられた。
自分に挑戦するのもいいがこういう旅もいいものだなと思った。
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